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下野新聞寄稿 ~下野新聞に寄稿している「アジアの鼓動」を転載しています。~

72 第17回:台湾キャラバン

着物をレンタルしての散策を売り込む日本文化伝承(日光市)代表取締役佐々木千春氏
着物をレンタルしての散策を売り込む日本文化伝承(日光市)代表取締役佐々木千春氏「中央」

 台湾は面積が九州よりやや小さい3万6千平方キロメートルに2300万人が暮らす。島の中央を北回帰線が通り、亜熱帯から熱帯気候に属する緑豊かな美しい島だ。南北が約400km、島の東部は山岳地帯であり、人口の多くが西部の平野に住んでいる。北から台北市269万人、台中市270万人、高雄市278万人が等間隔に並び、台北市を囲む形の新北市が396万人、高雄市と隣接する台南市が188万人と直轄5市で人口の6割を占め、2007年開業の台湾新幹線が台北-高雄間を最短1時間36分で結ぶ。
 1人当たりの国内総生産(GDP) は 2万958米ドル (13年)と、日本(3万8,491米ドル)の半分強に過ぎないが、物価が比較的低く食べ物もおいしい。
 日本政府観光局によると、海外旅行も盛んで、2013年の台湾からの出国者は1100万人を超えた。旅行先は日本が約221万人となり、香港を抜いて中国に次ぐ2番目になった。73.3%が訪日2回以上のリピーターで、10回以上も12.3%になる。団体旅行は53.8%で香港などに比べると多い。一方、日本を訪れた外国人の数では、韓国に次いで2番目に多い。
 その最も重要な市場である台湾に、県国際観光推進協議会は8月25日~29日の5日間、小林博産業労働観光部参事(観光立県担当)を団長とする観光客誘致のためのキャラバン隊を派遣した。県および宇都宮、足利、日光、益子、那須の5市町から観光事業者、観光協会、市町の担当者ら総勢23名が参加し、高雄から台中、台北と北上しながら旅行会社の訪問、旅行会社を招いての観光説明会・商談会を精力的にこなしていった。参加者はみな、季節ごとの見どころや交通、宿泊、現地での活動など、旅行商品造成に必要な情報をよく整理して説明していたので、とても充実したものになった。
 那須インバウンド協議会にとっては、ことし6月に設立して初めての海外遠征となった。「那須」は国内ではよく知られているが、海外での知名度はまだまだこれからだ。今回のキャラバンでは3都市とも引き合いがあり好感触だったようだ。
台湾は物価が安く、かといって海外旅行が富裕層だけではなく一般的なレジャーのひとつになっているので、安価で質の高い旅行商品が求められているように感じる。一見価格が高く思われる日本の旅行商品も、その価値をいかに理解してもらえるかが大きな鍵となるだろう。

 

間山憲一(まやま・けんいち) 1992年県庁入庁。経営支援課、国際課などを経て日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向。4月から現職。宇都宮市出身・46歳

 

 

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