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下野新聞寄稿 〜下野新聞に寄稿している「県香港駐在員リポート」を転載しています。〜


16 「日本旅遊節」
―ビザ免除を追い風に―

 4月3、4の両日、香港一の繁華街である銅鑼灣(コーズウエイ・ベイ)にあるショッピングセンター「時代広場(タイムズ・スクエア)」で、「日本旅遊節」(Japan Travel Festival)というイベントが開催された。
 4月1日から香港人の観光等の短期滞在を目的とした90日以内の日本旅行に対するビザ(査証)が免除されたことを記念して、香港人の訪日旅行需要を喚起するため、日本の国際観光振興機構(JNTO)が主催。本県をはじめとする在香港の五自治体駐在員事務所と、訪日旅行を取り扱っている12社の大手旅行代理店が、各地の観光資源や旅行商品をPRした。また特設ステージでは、沖縄の伝統芸能である「エイサー」の公演が行われ、雰囲気を大いに盛り上げた。
 オープニングセレモニーであいさつしたJNTO香港事務所の谷口せい子所長は、ビザ免除により、香港から日本への渡航者は、2002年の52万人から20%程度増えるという見通しを述べていた。そして会場を訪れていた、日本への送客では香港最大手といわれるエバーグロスツアーズの袁文英社長が、4月1日から11日までの間、例年の35%増に当たる200本もの団体ツアーを日本に送ると言っていたように、香港から日本への旅行者は、ビザ免除を契機に急速に増え始めているようだ。
 栃木県のコーナーでは、浴衣に法被といういでたちのスタッフが、観光パンフレットやうちわ、県内観光地がコースに組み込まれている団体ツアーのチラシを配布した。また2月に実施された「香港マスコミ招聘(しょうへい)事業」の成果として掲載された本県観光地の紹介記事をカウンターに置き、来場者に目を通してもらった。
 栃木県の紹介ボードに「距離東京100q!乗新幹線只需1小時!(東京から100`!新幹線で1時間!)」と特別に入れてもらったことから、東京から日光、鬼怒川温泉などへの交通手段に関する質問や、「東京から足を伸ばして1泊したいが、良い温泉地はどこか」といった問い合わせが多く寄せられた。ちなみに来場者の中には、近日中に栃木県に行くという人が4人もいた。
 今後はマスコミなども活用しながら、こうした一般の香港人向けの観光PRを、しっかりと進めていきたいと考えている。
 また県香港駐在員事務所の働き掛けにより、4月8日から9日にかけて、香港旅行社協会(HATA)の視察団が、佐野や日光、鬼怒川温泉を訪れたが、現地の旅行代理店などに対して、県内観光地の入ったツアーコースを作ってもらうための取り組みも一層強化したい。

 


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