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香港駐在員をそれぞれ務める足銀の伊藤孝雄氏(隔月第2火曜日)と
県の毛塚隆弘氏(毎月第4火曜日)による現地の状況や県内企業の動向などの「アジアの風」リポート

110 No.8: 「食」と「観光」魅力の香港 - 特産品PRで来県期待 -
(平成29年8月29日)

総合食品見本市「Food Expo 2017」「食の体験」の様子
総合食品見本市「Food Expo 2017」
「食の体験」の様子

 香港は、日本の農林水産物・食品の輸出額全体の約4分の1(1853億円)を占める最大の輸出先国であり、輸出品目も多岐にわたっている。人口わずか730万人の香港(愛知県の人口とほぼ同じ)で、なぜこんなに多くの食品が消費されるのか?
 それは、香港人自らが消費するだけではなく、人口の7.7倍に達する来訪者(2016年の海外から香港への来訪者数は約5670万人で、東京の人口の4倍以上)による消費が大きいからだ。全ての来訪者が消費するもの、それは「食」である。むしろ「食」を求めて香港にやってくる来訪者(観光客)も少なくない。「食」と「観光」は切っても切れない関係である。
 こうした中、アジア最大級の総合食品見本市「Food Expo 2017」が8月17日~19日、香港コンベンション&エキシビションセンターで開かれた。栃木県は7年連続7回目の出展で、本県ブースには佐野大黒屋(佐野市)、東京拉麺(足利市)が出展。こうした見本市で仮に100人のバイヤーと出会っても商談が継続するのは多くて1割。そして成約に至るケースが1件あればよい方だろう。それでも出会いがなければ成約につながらないため、両社とも精力的な取り組みを行い、さらなる輸出拡大を目指していた。
 今回、ジャパンパビリオン初の取り組みとして「インバウンドコーナー」が設けられた。各地方の観光資源を、特産品(食)とともに来場者へプロモーションすることで、訪日需要を喚起する狙いである。
 本県は栃木オリジナルの品種「なすひかり」を使った「おにぎり作り体験」を実施した。実は、本県の1人当たりのおにぎり消費は全国2位なのである(2010年総務省家計調査から推計)だ。
 香港では既に多くの日本産品が輸出されており、とかく詳細な商品特性や背景にあるストーリーの説明が求められる。そのため「なすひかり」のおいしさの理由をして、本県の日照時間や快晴日数の全国順位を示し、太陽の恵みをたっぷり受けていること、そして県土の55%を占める森林の持つ水源かん養機能により数多の湧水が点在するなど、豊かな名水に恵まれていること等を伝えた。こうしたところ、うんちく好きで、美味しい水に憧れている香港人は大いに納得した様子であり、「どこで買えるのか?」と尋ねてくる香港人も少なくなかった。さらには農家の皆さまの丹精込めた成果であることにも感嘆していた。
 現在香港に駐在しているという利点を最大限活用し、「なすひかり」の認知度向上を図るとともに、「なすひかり」をはじめ、栃木の特産品を食べに来県する香港人が増えるよう努めていきたい。

 

毛塚 隆弘(けづか たかひろ)
栃木県香港事務所所長。
1993年県庁入庁。産業政策課、国際課などを経て日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向。2017年4月から現職。栃木市出身。

 

 

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