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下野新聞寄稿 ~下野新聞に寄稿している「アジアの鼓動」を転載しています。~

98 第43回:ワイン&スピリッツ・フェア

ワイン&スピリッツ・フェア
ワイン&スピリッツ・フェア

 国税庁によると、2015年の日本酒の輸出額は6年連続で過去最高、前年比21.8%増の140億1千万円となった。国・地域別では米国が50億円で1位、香港は22億8千万円で2位だが、人口3億人を超える米国に対し、わずか720万人の香港の数字は驚異的だ。伸び率も前年比24.8%増と衰えを見せていない
 11月10日から12日までの3日間、香港コンベンション&エキシビションセンターで、アジア最大級の酒類の見本市「ワイン&スピリッツ・フェア」が開催された。今年9回目となるこのフェアには37の国・地域から1060社・団体が出展し、68の国・地域から約2万人のバイヤーが訪れた。
 本県からは天鷹酒造(大田原市)と「栃木県酒蔵酔って見っけ協議会」が出展した。「酔って見っけ協議会」は、外池酒造店(益子町)、島崎酒造(那須烏山市)、渡辺佐平商店(日光市)、片山酒造(日光市)の4社が酒蔵観光を含めた共同プロモーションを行っているグループで、2週間前にシンガポールで開催された「フード・ジャパン」にも出展するなど精力的に活動している。
 さらに、既に香港での販路がある井上清吉商店(宇都宮市)が輸入者ブースでのプロモーションを行っており、栃木県からは、合わせて6つの酒蔵からの参加となった。
 香港には大規模な食品見本市「フード・エキスポ」があるが、「ワイン&スピリッツ」は酒類に特化した見本市なので、ブース来訪者の多くが日本酒に興味があるバイヤーだ。販路開拓を目指す酒蔵、輸入者は決まっていて新規店開拓や既存店との関係強化を目指す酒蔵、さらには香港以外の輸入者開拓も狙う酒蔵と、参加の目的はそれぞれだが、各社ともいい商談ができたようだ。また、フェアは夜7時半までだがそれで終わりではない。期間中連日、飲食店との関係構築のための営業も行うのだ。
 さらに「酔って見っけ」はフェア前日の9日、香港のバイヤーやメディアを招待してテイスティング・イベントを行った。イベントには、大戸屋コーズウェイベイ店の一角を使った高級店「なお膳(ぜん)」の佐藤直行(さとうなおゆき)シェフが全面的に協力してくれた。佐藤シェフは「なお膳」で腕を振るいながら大戸屋の監修もしており、大戸屋を無償で使わせてくれたのだ。香港で日本酒の雑誌を発行しているミッキー・チャン氏も来てくれ、日光ゆば製造(宇都宮市)のゆば製品やおばねや(小山市)のゴボウの漬物をつまみに大変な盛り上がりとなった。
 今回、県として初めての出展だったが実り多い展示会となった。本県自慢のおいしい地酒のさらなる販路拡大に向けていい機会となったのではないだろうか。

 

間山憲一(まやま・けんいち) 1992年県庁入庁。経営支援課、国際課などを経て日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向。4月から現職。宇都宮市出身・46歳

 

 

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