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下野新聞寄稿 ~下野新聞に寄稿している「アジアの鼓動」を転載しています。~

96 第41回:台湾で益子焼商談会

益子焼で展示商談会プレゼンテーションを する大塚朋之益子町長=8月3日
益子焼で展示商談会プレゼンテーションを
する大塚朋之益子町長=8月3日

 8月2日から5日までの4日間、益子焼の販路拡大と益子町への観光誘客を目指して、大塚朋之町長が台湾でのトップセールスを行った。
 益子焼の展示商談会は、台北市の蔡瑞月(さいたんげつ)舞踊研究社で3日に開催された。台湾モダン舞踊の楚を築いた蔡瑞月さんの舞踊教室跡をカフェ併設の文化施設としたもので、高層ビル街のオアシスのような場所だ。落ち着いた雰囲気の会場に皿や茶器などの陶器がゆったりと展示され、即席のギャラリーとなった。大塚町長による益子町の紹介プレゼンテーションの後、展示即売会が始まった。
 会場は人通りの多い場所ではないため、来訪者は陶器に関心が高い人ばかりで、わずか1日だけ、平日の開催にもかかわらず展示品の半分以上が売れてしまったのは驚きだ。作品が台湾の物価ではやや高額であるにもかかわらず、まとめ買いする人が何人もいたのが印象的だった。
 また、旅行会社へのセールスコールやレセプションも行われた。日本政府観光局(JNTO)によれば、2015年の国・地域別外国人延べ宿泊客数は、中国が1位で、以下、台湾、韓国の順だが、栃木県は台湾が米国を抜いて1位となり、最も重要な市場だ。
 翌4日にはJNTO主催の「JAPANインセンティブ旅行セミナー」へ出展した。海外の企業ではインセンティブ旅行(業績優秀者への報酬旅行)が盛んで、多くの旅行社が力を入れている分野だ。会場には55社91名が詰めかけ、活発な商談が行われた。益子町のブースは一度に3社と商談するほどの大盛況だった。インセンティブ旅行では記念品を社員にプレゼントするのが一般的だが、外池酒造店(益子町)の日本酒のオリジナルラベル製作の提案は多くの旅行社に好評だった。
 さらに、陶器を扱う卸業者を訪問して商談するなど、密度の濃いトップセールスであった。
 欧米では評価が高い益子焼もアジアではまだ知らない人も多い。益子焼を広めていくためには今回のような活動を重ねていくことが大切だ。今回のトップセールスでコーディネートをされていた益子の陶芸作家、栗谷昌克(くりやまさかつ)氏は9月10日から18日まで、香港のギャラリー「ワカ・アーティザンズ」で個展を開き、これも大変好評だった。栗谷氏の今後の活躍にも期待したい。
近年、日本の地方自治体がそれぞれの戦略をもって、世界各地で観光誘客や特産品の販路開拓に取り組んでいる。香港駐在員としても、県内の自治体によるこのような取り組みを積極的に支援してまいりたい。

 

間山憲一(まやま・けんいち) 1992年県庁入庁。経営支援課、国際課などを経て日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向。4月から現職。宇都宮市出身・46歳

 

 

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