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下野新聞寄稿 ~下野新聞に寄稿している「アジアの鼓動」を転載しています。~

94 第39回:和楽-WAGAKU-

撮影日:5月14日 「和楽−WAGAKU−」初日、展示作品の説明をするトーマスあす子さん
撮影日:5月14日
「和楽−WAGAKU−」初日、
展示作品の説明をするトーマスあす子さん
 

 5月14日から6月7日まで、ギャラリー絆和(はんな)(宇都宮市)と益子や笠間の陶芸作品を扱う香港のギャラリー「ワカ・アーティザンズ」との共同企画展、「和楽−WAGAKU−」が香港で開催された。絆和を経営するトーマスあす子さんのセレクトによるギャラリーを香港PMQ内に開設し、日本の文化を約1ヶ月に渡り紹介するイベントだ。「和楽」というタイトルは「和学」もかけており、「日本を楽しみながら学ぶ」という意味を込めたそうだ。
 ギャラリーでは、本県の星(ほし)ひでおさんの日光下駄と藍染(あいぞめ)バッグ、宮原楓翠(みやはらふうすい)さんの漆作品を始め、ニューヨークなど海外でも活躍する幸義明(ゆきよしあき)さんの書画屏風(びょうぶ)と銀陶器、坂本理恵(さかもとりえ)さんと坂本まどかさんの漆ジュエリー、高橋裕美(たかはしひろみ)さんのビンテージパーツバッグが展示・販売された。
 オープニングの「サケ・セレモニー」では、宮原楓翠さんの漆の杯(さかずき)と外池(とのいけ)酒造店の「燦爛(さんらん)」で乾杯し、外池茂樹(とのいけしげき)社長が本県を紹介するプレゼンテーションを行った。また、週替わりで、裏千家准教授の山野井雅子(やまのいまさこ)さんの「ティー・セレモニー」、宮原楓翠さんの「金繕(きんつくろ)いワークショップ」と「蒔絵(まきえ)ワークショップ」、そば処「石奈多(いしなだ)」店主の杉山公一(すぎやまこういち)さんによる「そば打ちパフォーマンス」「そば懐石パーティー」といった本県の文化を体験するワークショップが開催された。
 イベントは雑誌に紹介されたほか、おしゃれな最新スポットを紹介するテレビ番組「ドルチェヴィータ」でも2回にわたって放送されるなど注目を集めたのだが、さらに嬉しいことがあった。
 そば懐石パーティーの会場として借りた店舗の設備が十分でなく困っていたところ、佐野市出身の五月女広之(さおとめひろゆき)さんが料理長を務める「和牛懐石DEN」の厨房を下ごしらえに使わせてもらえたのだ。
 また以前、PMQ内で「グッドデザインストア」を運営していた源波淳子(げんなみ じゅんこ)さんの紹介で、6月28日から7月12日まで、高級百貨店「SOGO」でも「和楽」展が開催されることになった。
 日本のモノが溢れる香港だが、日本の文化を深く知る機会は意外に少ない。香港人にはとても好評だったが、何より収穫だったのは「和楽」を通して人と人とがより深く繋がったことではないだろうか。

 

間山憲一(まやま・けんいち) 1992年県庁入庁。経営支援課、国際課などを経て日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向。4月から現職。宇都宮市出身・46歳

 

 

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