サイトマップお問い合わせ

 中文

 English

Content on this page requires a newer version of Adobe Flash Player.

Get Adobe Flash player


戻る

下野新聞寄稿 ~下野新聞に寄稿している「アジアの鼓動」を転載しています。~

83 第28回:フードエキスポ

来場者でにぎわうフードエキスポ会場=15日、香港
来場者でにぎわうフードエキスポ会場=15日、香港

 8月13日~17日、香港コンベンション&エキシビション・センターで、26回目となる香港最大の食品見本市、「香港フードエキスポ2015」が開催された。主催者の発表によれば、24カ国・地域から1200近くの出展者が参加。バイヤーは2万人を超え、一般来場者も47万人を超えた。期間中、天候には恵まれなかったが、前年比2%増と過去最高の来場者で、会場とその周辺は歩くのも困難なほどだ。
 会場は例年どおりバイヤー向けのトレードホールと一般来場者向けのパブリックホールに分かれ、トレードホールは15日まで3日間、パブリックホールは17日まで5日間の開催だ。
 ジェトロ・ジャパンパビリオンに5回目の出展となった県ブースには、昨年に続き、おばねや(小山市)、万葉柚子協議会(佐野市)、東京拉麺(足利市)と、初出展となる佐野大黒屋(佐野市)、杉田酒造(小山市)の計5社・団体が出展し、バイヤーとの商談を行った。日本食の最大の輸出先で飽和状態と思われがちな香港だが、商談は連日盛況だった。既に香港での販路を持つ3社もそれぞれ新規の大口取引の引き合いがあったそうだ。
 パブリックホールでは、フタバ食品(宇都宮市)が、香港での取引先「ミルクトップ」のブースに、昨年に引き続き出店した。フタバ食品のアイスクリームは香港で400店舗以上あるコンビニ「サークルK」で販売されているため、香港内のどこでも買うことができる。
 また今回は「東日本美味しい魅力展」がパブリックホールで開催された。これは、香港で本県を含む5県が農産物の輸入規制を受けていることから、東日本の魅力や安全性について情報を発信するため外務省が主催したものだ。オープニングレセプションに林芳正(はやしよしまさ)農林水産大臣とともに、栃木県から西須紀昭(さいすとしあき)理事が参加したほか、鬼怒川温泉の「きぬ姫」や「とちまるくん」のステージイベントが行われ、本県の魅力をアピールした。
 最後に、乾燥黒豆などを製造する大黒屋のエピソードを紹介したい。時折ブース前の通路のごみを拾っていたところを、向かいのブースを手伝いに来ていた香港のバイヤーがずっと見ており、「おかげで自分のブース前もずっときれいだった」とその行動をたたえ、ぜひ取引して欲しいと言ってきたというのだ。もちろんビジネスであるからには商品そのものの魅力や価格、取引条件は重要だが、やはり海外でも人と人の出会いこそが一番大切なのだ。

 

間山憲一(まやま・けんいち) 1992年県庁入庁。経営支援課、国際課などを経て日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向。4月から現職。宇都宮市出身・46歳

 

 

戻る

© Tochigi Prefectural Government Hong Kong Office. All rights reserved.