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下野新聞寄稿 ~下野新聞に寄稿している「アジアの鼓動」を転載しています。~

81 第26回:7万人来場の国際旅遊展

7万人来場の国際旅遊展
栃木県ブース前で日光江戸村の
忍者と記念写真を撮る来場者

 日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2014年の訪日旅行者数は前年比29.4%増の1,341万人と過去最高を記録した。国・地域別では台湾が韓国を抜いて最も多い283万人、以下韓国276万人、中国241万人と続き、香港は93万人で米国を抜き4番目だ。香港の人口はわずか720万人であり、これは驚異的な数字だ。ことし1〜5月でも既に前年同期比61.7%増の55万5千人となっており、2015年は100万人を超えることが確実視されている。
 その香港で11日~14日、29回目となる「香港国際旅遊展(ITE)」が開催された。一般公開の13、14日には昨年を上回る7万8千人が来場した。県でもこの香港最大の旅行展に出展した。
 栃木県ブースの壁面には「あしかがフラワーパーク」の協力で大フジの写真を全面に使わせてもらい、来場者の注目を集めた。「あしかがフラワーパーク」は、米国CNNの「2014年の世界の夢の旅行先9カ所」に選ばれ、香港でも人気急上昇中だ。また、かわいいものが好きな香港人にはアルパカが大人気で、ブースのぬいぐるみと記念写真を撮って行く人が絶えなかった。さらに、エイチ・アイ・エス香港と共同で日光江戸村の忍者4人を招へいし、ステージでのショーやブース前でのパフォーマンスを行ってもらった。
 香港ITEは前半2日を業界関係者の日、後半2日を一般開放日としている。業界関係者の日を設けているのは他の国・地域にはない独特の方式だ。このため、具体的な商談ができる事業者の参加が不可欠なのだが、忙しい中、日光・鬼怒川地区と那須地区から観光協会と旅館・ホテルなどの関係者12人が出張してきてくれた。
 香港の旅行会社は、日本をよく知っているため、「栃木県はどこにあるのか」などと問われることはなく、いきなりビジネスの話から入ることができる。会場内ではJNTO主催の商談会が開催されたが、さらに会場を出て主要な旅行会社へのセールスコールも行った。どの旅行会社も熱心に耳を傾けてくれ、内容の濃いプロモーション活動を行うことができたと思う。
 今回、何より収穫だったのは参加者が「チーム栃木」として活動できたことだ。商談でもブースでも、全員が自分の施設や地域のことだけでなく、今回参加していなかった他の地域も含めて、栃木の魅力を余すことなく語ってくれ、必ず成果となって現れると確信することができた。参加者の皆さんに感謝したい。

 

間山憲一(まやま・けんいち) 1992年県庁入庁。経営支援課、国際課などを経て日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向。4月から現職。宇都宮市出身・46歳

 

 

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