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下野新聞寄稿 ~下野新聞に寄稿している「アジアの鼓動」を転載しています。~

79 第24回:足利銀行香港駐在員事務所開設

足利銀行香港駐在員事務所
足利銀行香港駐在員事務所の
伊藤孝雄所長と金子慶駐在員

 17日、足利銀行の香港駐在員事務所が開設され、関係者を招いて事務所の内覧会とレセプションが行われた。かつて足銀には香港を含め3カ所の海外拠点があり、県香港事務所も1990年に開設した当時は足銀との共同事務所だった。しかしバブル崩壊後、金融機関の再編が進む中、足銀は海外から拠点を順次撤退し、2002年1月には香港からも撤退。県香港事務所は日本貿易振興機構(ジェトロ)との共同事務所になった。その後、03年12月に足銀が一時国有化され県内経済は大きな影響を受けたが、険しい道のりを経て13年12月に東証1部へ“再上場”を果たしたのは周知のとおりである。
 海外拠点は撤退していたものの、近年、特にニーズが高いアジア関連ビジネスに対する相談窓口として「アジア・中国デスク」を11年に設置し、13年には県、野村證券と共同で「海外進出支援相談窓口」を設置、また上海やバンコクで開催されるFNA「ものづくり商談会」を県などとともに共催するなど、県内企業の海外販路拡大や海外展開への支援を継続してきた。さらに、03年の中国銀行(中国)、11年のカシコン銀行(タイ)をはじめ、CIMBニアガ銀行(インドネシア)、ベトコム銀行(ベトナム)、インドステイト銀行(インド)、メトロポリタン銀行(フィリピン)との業務提携を行い、海外での金融ニーズへの支援も強化してきた。
 足銀によると、アジアに拠点を持つ取引先企業は約760社に上り、中国・香港の拠点数は400カ所以上、県内企業の拠点も百数十カ所あるという。ますます増える取引先の海外需要に応えるためにも、生の情報が入手しやすい海外拠点の復活は悲願であった。
 13年ぶりとなった香港駐在員事務所は九龍半島の繁華街、尖沙咀(チムシャーチョイ)にある高層ビル「ザ・ゲートウェイ・タワー2」に開設された。伊藤孝雄(いとうたかお)所長と金子慶(かねこけい)駐在員、現地スタッフ1人の3人体制である。伊藤所長は香港赴任3回目となるベテランだ。駐在員事務所であるため、融資などいわゆる銀行業務は行わないが、各国の提携銀行や日系銀行のネットワークを活用することで中国や香港を中心に、東南アジアも含めて取引先のニーズをカバーしていくとのことだ。
 足銀の企業理念の一つに「地域と共に生きる」がある。県事務所とアプローチは異なるが、海外業務を通じて栃木県経済を活性化するという大きな目的は共通する。今後、積極的にコラボレーションし、県内企業の海外展開を推進していきたい。

 

間山憲一(まやま・けんいち) 1992年県庁入庁。経営支援課、国際課などを経て日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向。4月から現職。宇都宮市出身・46歳

 

 

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