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下野新聞寄稿 ~下野新聞に寄稿している「アジアの鼓動」を転載しています。~

78 第23回:タイ人の訪日旅行

観光情報を求めるタイ人でにぎわう国際旅行フェアの会場
観光情報を求めるタイ人でにぎわう
国際旅行フェアの会場

 タイは日本の約1.4倍に当たる51万4千平方キロメートルの国土に6800万人が暮らす。日本とは600年にわたる交流の歴史を持ち、両国の皇室・王室間の親密な関係を基礎に、伝統的に友好関係を維持している。特に近年は日本からの製造業の進出が著しく、経済面で緊密な関係を築いている。
 タイ人の人気の旅行先ナンバーワンは日本だ。日本政府観光局(JNTO)によれば、2014年のタイからの訪日旅行者は65万7,600人と前年比45.0%の増となった。これは台湾、韓国、中国、香港、米国に次ぎ6番目である。13年7月からタイ国民の短期滞在者に対して、ビザ免除措置が開始されたのも追い風だ。
 2月25日~3月1日の5日間、バンコクのクイーンシリキット・ナショナルコンベンションセンターにおいてタイ国際旅行フェアが開催された。「ジャパンパビリオン」には日本から自治体、企業など62の団体が出展した。本県からは県国際観光推進協議会と日光市・日光市観光協会がブースを並べて出展したほか、県内の旅館、ホテル、テーマパークなどの観光関係事業者も参加し、大々的に観光PRを行うとともに現地エージェントとの商談を行った。
 栃木ブースでは「あしかがフラワーパーク」の大藤のパネルが目を引き、多くの人がパネルの前で記念写真を撮っていた。日光ブースでは着物レンタル「うたかた」が提供する着物の試着が行われ、行列ができるほどの人気だった。また旅館・ホテルの方々が日光江戸村の忍者とともにJTBブース前でクイズイベントを行うと、人だかりで人が通れなくなるほどの大盛況だった。
 タイの人は思いの外個人旅行の割合が高く、観光庁の調べでは訪日者の67.1%が個人旅行で、訪日2回以上が6割、8.5%が10回以上のリピーターだという。
 赤道に近く、一年中30度を超えるがタイだが、4月が一番暑い。タイの夏休みは3月中旬〜5月中旬の約2ヶ月間で、訪日旅行もこの時期が最も多い。日本はちょうど桜をはじめとする様々な花が見ごろを迎える。ブースでも花の時期を詳しく聞いていく人が多かったように思う。
 タイの13年の一人当たり国内総生産(GDP)は5674米ドルと、日本の3万8491米ドルの15%にすぎず、円安とはいえタイ人にとって訪日旅行は決して安くはない。それでも彼らは、日本が好きだから来てくれる。大切にもてなしたいものだ。

 

間山憲一(まやま・けんいち) 1992年県庁入庁。経営支援課、国際課などを経て日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向。4月から現職。宇都宮市出身・46歳

 

 

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