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下野新聞寄稿 ~下野新聞に寄稿している「アジアの鼓動」を転載しています。~

74 第19回:香港商談会〜決め手は健康と安全

着物をレンタルしての散策を売り込む日本文化伝承(日光市)代表取締役佐々木千春氏
商品を売り込むアキモの秋本薫社長

 県は18日、香港サウスパシフィックホテルで日本貿易振興機構(ジェトロ)との共催による本県食品の商談会を開催した。今年2月に続くこの商談会には8企業・団体が出展し、バイヤーや報道関係者など52名が訪れ、活発な商談が行われた。
 アキモ(宇都宮市)の野菜ペーストは国内産の野菜を発酵させ、風味を増し安定した自然な色合いを実現しているのが特徴である。主に業務用となるので、試食用に商品を練り込んで焼き上げたパンを使いアピールした。
 すが野(壬生町)は国内産野菜のうまみを引き出す漬け物が得意である。おいしさが伝わるよう、おかゆと合わせて試食させていたのが効果的だった。
 ユーユーワールド(宇都宮市)は発売したばかりの「かけるギョーザ」での参加である。肉の代わりにヘルシーなおからを使い、国内でもマスコミに取り上げられ話題になっている商品だけあって、香港でも大好評だった。
 県産ユズの産地や商品作りを目指す「万葉柚子協議会」からは東京フード(佐野市)と青源味噌(みそ)(宇都宮市)の2社が会員16社を代表しての参加である。厳選された県産ユズをテーマに新たに開発されたバリエーション豊かな商品群で、本県企業の実力を示した。
 谷八(日光市)は台湾に製造拠点を持つ。台湾谷八の和菓子は直営店やコンビニで販売され、絶大な人気を得ている。和菓子の強い甘さが苦手な台湾人向けに甘さ抑え目にしており、ヘルシーさとメードバイジャパンの信頼性で香港市場にもアピールできるだろう。
 東京拉(らー)麺(めん)(足利市)の袋麺はすでに香港のスーパーで販売されており、今回はダイエットなどで昼食を軽めに済ませる人向けにミニカップ麺の取引拡大を狙っての参加だ。
 外池酒造店(益子町)は今年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞した燦爛(さんらん)大吟醸と、酒粕(さけかす)エキスなど米由来の美肌成分を配合した化粧品の「蔵元美人」シリーズで注目を集めた。
 香港は平均寿命が男女とも日本を上回って世界一だが、健康保険制度がなく医療機関が高額なため「食」にはとても気を使う。日本食を好む人が多いのはヘルシーであることに加え、高い安全性が信頼を得ているからだ。香港へは本県の野菜・果物など生鮮品がまだ輸出できないが、優れた技術に裏付けられた数々の魅力的な加工食品もまた本県の強みだ。需要に合わせてロットや味付けなど柔軟に対応する力もある。今後も積極的に商談を重ねればますます販路を広げることができるだろう。

 

間山憲一(まやま・けんいち) 1992年県庁入庁。経営支援課、国際課などを経て日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向。4月から現職。宇都宮市出身・46歳

 

 

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