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下野新聞寄稿 ~下野新聞に寄稿している「アジアの鼓動」を転載しています。~

73 第18回:シンガポール・トップセールス

着物をレンタルしての散策を売り込む日本文化伝承(日光市)代表取締役佐々木千春氏
竹内春久駐シンガポール日本国特命全権大使(左から2人目)らににっこり梨の説明をする福田富一知事(左)

 10月16日からの3日間、サンテック・シンガポール国際会議展示場で開催された「Oishii Japan(おいしいジャパン)」に合わせ、16、17の両日に福田富一知事、髙橋武JA栃木中央会長らがトップセールスを行った。
 東南アジア最大の日本食品総合見本市で、今回で3回目。32都道府県から過去最高の266社・団体が出展し、昨年の2倍となる1万人余りが来場した。本県は初めての出展である。シンガポールでは6月から、放射性物質検査証明書に代わり産地証明書で農産物の輸出ができるようになったため、本県自慢のおいしいフルーツなどを積極的に提案できる。これを受けて、とちぎ農産物マーケティング協会は、本県で開発されたナシの特大品種で、緻密な舌触りと濃厚な甘さが特徴の「にっこり」や、食味ランキング“4年連続特A”の本県オリジナル米「なすひかり」、全国規模の品評会で最高評価を受けている「とちぎ和牛」などを出品した。加工食品では壮関(矢板市)、東京拉麺(足利市)、那須高原ビール(那須町)、フタバ食品、ワイズティーネットワーク(宇都宮市)と、「おいしいトチギ」として外池酒造店、鈴木そば製粉所(益子町)、渡辺佐平商店、片山酒造(日光市)、島崎酒造(那須烏山市)、パン・アキモト(那須塩原市)、アキモ(宇都宮市)の7社、計12社が出品し、本県企業の高い技術を生かした数々の商品で、高い注目を集めた。
 知事をはじめとするトップセールス団は日系スーパーやレストラン、旅行社との意見交換、日系百貨店店頭でのトップセールスなども行い、本県の魅力を存分にアピールし
た。県としては初めてのシンガポールでの大々的な取組だったが、今後への期待が持てる上々の結果であった。
 課題もある。日本から近い香港に比べシンガポールへの航空運賃は高い。船便であれば安くなるが、日数がかかるため、香港へは船便が使える物でもシンガポールへは航空便を使わざるを得ないこともある。このため、香港でも日本からの輸入品の販売価格は1.5~2倍になるが、シンガポールでは3倍になってしまうという。県産品をさらに普及させるには、この運賃をいかに押さえるかが鍵だ。そのためには、他県と協力するなど一回当たりの輸送量を増やす工夫が必要だろう。産地間の競争もあり簡単ではないが、東南アジアの“ショーウィンドー”であるシンガポールの先には、6億を超える人口を抱える東南アジア諸国連合(ASEAN)という大市場もあるのだ。長い目でじっくり取り組みたい。

 

間山憲一(まやま・けんいち) 1992年県庁入庁。経営支援課、国際課などを経て日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向。4月から現職。宇都宮市出身・46歳

 

 

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