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下野新聞寄稿 ~下野新聞に寄稿している「アジアの鼓動」を転載しています。~

69 第14回:大盛況だった国際旅行展

多くの人で賑わう「香港国際旅遊展」の東武鉄道グループのブース。
多くの人で賑わう「香港国際旅遊展」
の東武鉄道グループのブース。

 今回で28回目となる香港最大の旅行展「香港国際旅遊展(ITE)」が12~15日に開催された。一般公開となる14、15の両日には7万人以上が来場し、多くの香港人がここで夏の旅行を決める。ここに東武鉄道グループが出展し、東京スカイツリーや日光、鬼怒川のPRを行った。
 狭い香港では国内旅行という概念はなく、旅行イコール海外旅行だ。アジアの中心に位置しているのでどの観光地にも近く、英語が話せるので欧米にも足を伸ばす。訪日旅行は原発事故で落ち込んでいたが今は回復し、2013年は過去最高の75万人が訪れた。香港からの訪日客数は韓国、台湾、中国、米国に次ぐ5番目。観光目的では台湾、韓国に次ぐ3番目となる。訪日旅行の7割が個人旅行で、8割が2回以上、2割が10回以上のリピーターだ(日本政府観光局調べ)。東京、大阪、北海道、沖縄だけでは満足せず、次に行きたいところを探している。
 東武鉄道のブースでは、新キャラクター「鬼怒川みやび」のお披露目と東京スカイツリーのキャラクター「ソラカラちゃん」のイベントが行われた。キャラクター好きの香港人がひっきりなしにブースを訪れ、記念写真を撮るなど大盛況だった。香港人は旅行展で興味を持った地域への旅行を手配するので、ブースの仕掛けは大切である。しかし、もっと大切なのは、事前に香港の旅行社と商品を造成しておくことだ。東武グループはその点もしっかり対応しており、ことしの夏は多くの香港人が東武鉄道を利用した旅行を楽しんでくれると思う。
 私はITEの期間中、長年インバウンド(海外誘客)に取り組みビジットジャパン大使でもある波木恵美氏(鬼怒川グランドホテル夢の季社長)と旅行社を訪問した。香港の旅行社は温泉、紅葉、グルメなど日本についての基礎的なことは知っており、現地でのアクティビティや交通アクセス、営業時間や価格など、商品造成に必要な具体的な情報を求めている。また、多くの旅行社で指摘されたのはフェイスブックなど情報発信の重要性だ。香港人は大半がスマートフォンを見ながら道を歩くほどSNS(会員制交流サイト)好きである。
 波木氏と行動をともにした中で印象に残った言葉がある。「インバウンドは成果が出るのに何年もかかるし、状況も変化していく。香港は親日で、しかも本県唯一の拠点があるので、是非成功させてほしい。」香港駐在員としてのプレッシャーを感じつつ、香港人のニーズに応えられるような情報発信に努めたい。

 

間山憲一(まやま・けんいち) 1992年県庁入庁。経営支援課、国際課などを経て日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向。4月から現職。宇都宮市出身・46歳

 

 

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