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下野新聞寄稿 〜下野新聞に寄稿している「アジアの鼓動」を転載しています。〜

58 第3回:香港学生との交流


香港大学のユナイテッド・センター校舎で
行われた渡邉駐在員による特別講義。
日本文学を学ぶ社会人が
熱心に講義に聞き入った。

 7月13日、香港大学専業進修学院HKUスペース)で「栃木県について」というテーマで特別講義を行った。HKUスペースは香港大学が社会人向けに文化やビジネスなどに関する講座を提供し、香港における生涯学習機関としての役割を担っている施設である。
 HKUスペースの日本文学コースでは、講師の橋田若枝さんが日本語を8年以上学んでいる12名の社会人に向けた日本文学の講座を担当している。このコースでは、万葉集を原文で読むなど、日本に関する非常に高いレベルの文化的教養を身につけることを狙いとした講義が行われている。
今回は橋田さんから「栃木県の紹介を通じて、日本文化および歴史に関する理解を深める授業をお願いしたい」という依頼があり、私自身も香港における栃木県の知名度を少しでも高め、観光などで来県していただくための動機づけになることを願って、快く引き受けることにした。
 実は、橋田さんを紹介してくださったのは、先に知り合った別の日本語講師の方だったが、橋田さんは偶然にも私が小中学校時代に4年間通っていた学習塾で勤務していたことが分かって意気投合し、とんとん拍子に今回の特別講義につながった。
 講義では栃木県の概要からイチゴやギョーザなどの食べ物、日光、鬼怒川、那須といった観光地について幅広く話しつつ、日本文化と歴史への理解を深めるという依頼に応えるため、本題となる日光の社寺の歴史的背景については特に詳しく説明を行った。香港人はキャラクター好きな人が多いこともあり、遊び心を加える意味で、とちまるくんの紹介も行った。
 講義時間が30分程度という非常に限られた時間であったにもかかわらず、授業終了後はさまざまな質問が飛び出し、大いに盛り上がった。「栃木県で2泊の観光をする場合はどのようなコースがよいか」「新幹線のほかにどのような交通手段で栃木県を観光できるのか」「とちまるくんのデザインの由来は」など質問は多岐に渡り、「神社を訪問する時のマナー」といった回答に窮してしまうようなものまであった。私自身も日本人として神社には数え切れないほど参拝しているが、あらためて外国人からそのマナーについて教えを請われると、きちんと体系立てて説明することは意外に難しいものである。
 ともあれ、授業冒頭では栃木県のことを知っていた生徒が残念ながら皆無であったにもかかわらず、短い時間の中で関心を持っていただくことができ、大変有意義な時間となった。こうした場を提供してくださった橋田さんと香港大学の関係者に感謝を申し上げるとともに、今後も機会があれば積極的に栃木県の紹介を行っていきたい。

渡邉邦彦(わたなべ・くにひこ) 2004年県庁入庁。都市計画課、国際課、日本貿易振興機構(ジェトロ)を経て11年4月から現職。横浜市出身。34歳。

 

 

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