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下野新聞寄稿 〜下野新聞に寄稿している「県香港駐在員リポート」を転載しています。〜


33 岩舟町の巨峰輸出
―追加オーダー3回も―

 7月1日、香港の高級スーパー「シティスーパー」に、本県産ブドウの「岩船町の巨峰」が並んだ。新たな輸出品目であり、昨年輸出に成功したイチゴの「とちおとめ」、ナシの「にっこり」に続く第三弾である。
 私が香港に赴任して間もなくのころ、シティスーパーの販売責任者の方と本年度の県産品の販売について打ち合わせを持った。その際に私から「栃木県産品フェア」の開催を提案した。しかし、その時の責任者の反応は、「フェアが成功するのは、山、川そして海があるところだ。栃木県は海がない。開催は難しい」という厳しいものであった。しかしながら、「栃木の農産物は非常においしく、新鮮だ。この農産物に的を絞って販路拡大に努力したらどうか」というアドバイスも同時にいただいたのである。
 香港駐在員事務所がこのアドバイスに基づき、新たな農産物の販路拡大の可能性について模索している時に、インターネットで「栃木の巨峰、集荷始まる」という記事が目に飛び込んできたのである。当事務所は「これだ」と直感した。私は「栃木の巨峰」であれば十分香港への販路拡大に堪え得るものであると考え、それからすぐに県農務部と「とちぎ農産物マーケティング協会」と連絡を取り、巨峰の販路拡大の可能性について相談したのである。
 件農務部関係者の対応は機敏で、東京都内でシティスーパー関係者による試食を経て、とんとん拍子で輸出の話がまとまった。
 実際に販売されてから、市場調査のためシティスーパーにお邪魔をして、販売担当者の方から売り上げ状況などを聞いてみた。
 担当者が言うには「栃木県産の巨峰は、他県産のものに比べて甘くておいしい上に、非常にジューシーだ」という最大限の賛辞をいただいた。また、店頭では、販売のために大きくスペースを割いてくれており、担当者の評価が本物であることを証明していた。
 最終的に初出荷から3回も追加オーダーがあり(計4回出荷)、数量は300キログラムにも上った。
 実は、私が栃木県産品フェアの開催をシティスーパーの販売責任者の方に提案した際に、「栃木県には、『これだ』というものがない」という意見も加えられていた。
 しかし私は、巨峰がシティスーパーで販路拡大に成功した際に、その責任者の方に「栃木の農産物は皆優秀でおいしいがため、『これだ』というものがないのです。逆に言えば、皆『これだ』と言える品々なのです」と言うのを忘れなかった。
 県内農家の皆さんには、御自身で作っている農産物は「世界が称賛する品質である」という自信を持って、今後も生産に励んでいただきたいと思う。

 

 

 

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