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下野新聞寄稿 〜下野新聞に寄稿している「県香港駐在員リポート」を転載しています。〜


03 日本食
―本県産も人気、PRに意義―

 香港は世界有数の日本食市場である。ジャスコやユニーといった日系スーパーだけではなく、地元資本のスーパーでも、日本の調味料から現在日本で売れ筋のお菓子まで、日本食品は当たり前のように売られており、香港にいながら日本と同じような食卓を囲むことができる。日本人駐在員とその家族にとっては誠にありがたい限りである。
 しかし実際には、その日本食品の購入者の大半は、約2万4,000人といわれる在留邦人ではなく現地の香港人である。香港における日本食は、既に香港人の生活の中にしっかりと定着していると言っても過言ではない。
 このような香港の食卓事情を受け、毎月のように日本各地の物産展や特産品を販売するアンテナショップが開催されている。
 今年9月には、香港の高級スーパー「グレイト」で、「ジャパン・テイスト・グレイト」と銘打った大規模な食品フェアが2週間にわたって開催された。当事務所も、本県の特産物を紹介してほしいとの依頼を受けて県内の関係団体に参加を呼び掛けた結果、9つの企業・団体から計26点の商品が海を越えて出展されることになった。
 このフェアには、日本全国から1,000点以上もの商品が出展されたが、とりわけ本県産食品は初日から好調な売れ行きを見せた。香港のマスコミ8紙が取り上げた「パンの缶詰」をはじめ、香港人が盛んに祝う「中秋節」と時期が重なったことから注目を浴びた、月を連想させる丸いケーキ菓子「那須の月」など、本県の食品はフェアの成功に大いに貢献したのである。
 さらにはフェア出展商品の中から、通常取引の申し込みを受ける商品も出てきた。このフェアを契機に取引を開始した県内の調味料メーカーの担当者は、「香港の店先でこれほど多くの日本食品が売られているとは知らなかった」と驚きつつ、これを契機に香港をはじめとするアジア市場を攻略していきたいと熱っぽく語った。このように今回の食品フェア出展は、本県食品業界の海外展開に新たな道筋を開くことができたと言えよう。
 香港で約3,700もの日本食品を取り扱う日系の食料商社、MBKセントラルの井阪礼三COO(最高執行責任者)は、「香港の日本料理は、日本のイタリア料理のようなイメージで受け入れられている。お金もうけと並んで長寿が人生の二大関心事という香港人は、日本食品に対して『健康的で安全』というお墨付きを与えている」という。
 香港は680万の人口を有し、GDP(域内総生産)はG7諸国並みの水準を誇る。また、長らく「中国市場のショールーム」と言われ、中国本土への波及効果を考えると、日本企業が次々と進出する中国本土でも、近い将来、日本食ブームに火が付くことも十分に考えられる。そうした香港で、本県産の食品をPRしていくことは大変意義深い取り組みであり、今回の出展を一過性のものにせず、今後も一点でも多くの県産食品が海を渡って来られるよう知恵を絞っていきたいと考える。

 


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