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下野新聞寄稿 〜下野新聞に寄稿している「県香港駐在員リポート」を転載しています。〜


01 秋日祭に参加
―「栃木」認知へ努力必要―

 日中国交正常化30周年の今年は、中国では「日本年」、日本では「中国年」とし、さまざまな事業が実施されているが、ここ香港の最大のイベントは9月7日18日に開催された「Autumn Fair(秋日祭)」であった。
  香港では近年、「香港の日本ブームは既に『ブーム』の域を脱した」と言われている。香港のテレビは連日、日本の番組を放映し、香港の若い女性は日本の女性雑誌を手にファッション談義に花を咲かせている。
  本県でも昨年、香港のマスコミを招聘(しょうへい)した結果、人気旅行テレビ番組「日本本州真『程』趣」や「星島日報」「東方日報」といった地元紙で県内観光地が紹介され、その知名度は急速に高まっている。
  2日間で4万2,000人を集めた秋日祭の本県ブースでは、東照宮、温泉、紅葉のポスターやパンフレットなどで伝統と自然豊かな観光資源をアピールするとともに、益子焼や日光彫など本県の伝統工芸品の展示即売、せんべいやようかん、お茶の試食・試飲など、狭いスペースを余すところなく存分に栃木のPRを行った。
 オープニングセレモニー終了後には、横田淳総領事の案内で会場を視察した香港政庁の董建華行政長官が、最初に本県ブースに立ち寄り、工芸品を鑑賞し、日光甚五郎煎餅(せんべい)を試食するという、うれしいハプニングがあった。
  多くの人が展示品の栃木市のミニげたを手にし「可愛」(「かわいい」の意)と言って写真を撮っていくのが印象的だった。
  また香港の若者たちの日光に対する知名度の高さに驚かされた一方、「日光へは行ったが栃木県には行ったことがないので今度はぜひ行ってみたい」と言う、うれしい反面少し悲しいような声も耳にし、「栃木県」という名前を認知してもらうためには、まだまだ努力の余地があると痛感した。中国では、栃木県の「栃」の字にあたる漢字がなく中国語読みしにくいことも、栃木県の知名度アップの障害になっている理由の一つであることがよく分かった。
  既に香港人の関心が高い温泉や紅葉に加え、雪というコンセプトで本県をアピールすることは、観光客誘致に寄与するとともに、県内経済の活性化や国際化にも資する取り組みであると考えている。

 


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